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横田 光史
Physics Letters A, 298(4), p.236 - 237, 2002/06
被引用回数:1 パーセンタイル:13.39(Physics, Multidisciplinary)格子点各に任意のスピン量子数をとるイジング模型の基底状態が、格子点におけるスピン量子数の絶対値が最大となる状態に限られることを示した。
横田 光史
Journal of Physics; Condensed Matter, 10(23), p.5179 - 5186, 1998/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)臨界現象において、平均場近似的振る舞いは、ゆらぎによって修正される。ランダム磁場イジング模型においては、ランダムさに起因するゆらぎが重要である。ここでは、2種類の平均場近似に基づく、ギンツブルグのゆらぎの重要性に関する基準を議論した。一つ目は、レプリカ法を用いた平均場近似であり、二つ目は、場所に依存する平均場近似である。ランダム磁場イジング模型に対する臨界現象の様子を場所に依存する平均場近似を用いて求めることの正当性を示した。
横田 光史
Physics Letters A, 230(1-2), p.117 - 120, 1997/06
被引用回数:1 パーセンタイル:19.26(Physics, Multidisciplinary)横磁場中のランダム磁場イジング模型における温度ゼロでの量子相転移を調べた。相関関数に対するself-consistent screening approximationを用いて、強磁性相転移点においてレプリカ対称性が破れていることを示した。
横田 光史
Physics Letters A, 171, p.134 - 136, 1992/11
被引用回数:9 パーセンタイル:59.57(Physics, Multidisciplinary)横磁場中のイジング模型に対して、横磁場の方向のランダムさは、系の熱力学的性質を変えないことを示した。以前に見つけられている基底状態の相図における不連続は、平均場近似による見せかけのものであることを示した。
横田 光史
Physical Review B, 44(22), p.12586 - 12588, 1991/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.32(Materials Science, Multidisciplinary)コメントにおいて提出されたいくつかの問題について議論した。この量子スピン系における非可換性の重要性を見るために、このモデルをベーテ近似で取り扱い、結果をペア近似と比較した。
横田 光史
Physical Review B, 39(16), p.12312 - 12315, 1989/06
被引用回数:5 パーセンタイル:45.34(Materials Science, Multidisciplinary)交差する第2近接相互作用をもつ3重鎖上のイジング模型における対相関関数を解析的な形で求めた。相互作用が競合している場合、対相関関数の長距離での漸近的ふるまいがある温度で変わる場合がみられる。鎖間の最近接相互作用が反強磁性であるとき、異なる3つの鎖上の3つの最近接スピンがつくる3角形上に存在するフラストレーションの影響があらわれる。この影響をみるために、フラストレーションのない2重鎖上のモデルでの結果と比べた。
横田 光史
Physical Review B, 39(1), p.523 - 527, 1989/01
被引用回数:4 パーセンタイル:29.93(Materials Science, Multidisciplinary)競合する相互作用をもつイジング模型を二重鎖近似で調べた。2次元系では、パラ相反強磁性パラ相強磁性となるリエントラント転移を示すパラメータ領域が存在する。3次元系では、パラ相強磁性反強磁性となる逐次転移を示すパラメータ領域が存在する。2次元系でみられるリエントラント転移は、より小さなクラスターを使う近似では見出されず、二重鎖に含まれるような相関が本質的であることが明らかになった。
横田 光史
Physical Review B, 38(1), p.638 - 640, 1988/01
被引用回数:7 パーセンタイル:44.08(Materials Science, Multidisciplinary)イジング模型に対して、二重鎖近似を定式化した。この近似を用いて、最近接鎖の数がいくつかの場合について転移温度、磁化を求めた。コヒーレント異常法により帯磁率に対する臨界指数を求めた。
横田 光史
J. Phys., C, 21, p.5987 - 5992, 1988/00
横磁場中のイジング模型をペア近似で調べた。任意の数の最近接スピンに対して、相転移線がえられる。この近似を使って、鈴木のcoherent anomaly法を適用してcritical exponentを求めて、正確な値と比較した。近似のクラスターが小さいため、あまりよくない一致は見られない。横磁場が強く、量子効果が大きい時には、より大きなクラスターが必要となることがわかった。
横田 光史
Physical Review B, 38(16), p.11669 - 11672, 1988/00
被引用回数:6 パーセンタイル:39.66(Materials Science, Multidisciplinary)ランダム外場中のイジングモデルをペア近似で調べた。2次転移線とtricritical pointをランダム外場が2つのデルタ関数的に分布する場合に求めた。相互作用するnearost neighborのスピンの数が3のときにはtricritical pointが存在せずに、4以上のときは存在することがわかった。特に4のときにはリエントラント現象が見出される。
横田 光史
Physics Letters A, 125(9), p.482 - 484, 1987/00
被引用回数:25 パーセンタイル:78.91(Physics, Multidisciplinary)横磁場中の長距離相互作用イジングスピングラスモデルを量子効果を含むようなペア近似で調べた。